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  1. 千葉県議会 2021-10-06
    令和3年_県土整備常任委員会(第1号) 本文 2021.10.06


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(斉藤 守君) ただいまから県土整備常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御了承願います。  また、本委員会の運営について、新型コロナウイルス感染防止対策に引き続き御協力をお願いいたします。なお、傍聴については、一般席の定員を7名とさせていただきましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(斉藤 守君) それでは、まず初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に瀧田委員、秋林委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(斉藤 守君) 本委員会に付託されました案件は議案8件であります。よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(斉藤 守君) 初めに、議案の審査を行います。
     県土整備部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  池口県土整備部長◯説明者池口県土整備部長) 本年7月15日付で県土整備部長を拝命いたしました池口正晃と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  千葉県は首都圏、そして日本の経済活動を支える重要な役割を担っております。令和6年度には圏央道の県内区間が全線開通し、北千葉道路も着実に整備が進められ、成田空港を中心とした大きな道路ネットワークが完成しつつあり、県内の活力をより一層向上させる好機を迎えております。  一方、近年、頻発・激甚化する豪雨等により、全国各地で甚大な被害が発生しております。本県においても、令和元年の一連の台風等で大変な被害を受けたばかりであり、例外ではございません。これからもハードとソフトの備えを確実に進める必要があります。これからも県民の命と暮らしを守るとともに、海と緑に囲まれた自然環境や都市機能を生かし、豊かな県民生活が実現できるよう、社会インフラの整備と着実な維持、更新をしっかり進めてまいりたいと考えております。本県のために全力で取り組んでまいる所存でございますので、県土整備常任委員の皆様の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  続きまして、議案説明の前に、10月1日に本県に最接近した台風16号による被害状況及び対応について御報告いたします。  台風16号は千葉県の東方沖を通過し、銚子市で最大瞬間風速41.8メートル、また御宿町で累加雨量269ミリメートルを記録するなど、暴風と大雨による被害をもたらしました。県では暴風警報、大雨・洪水警報、土砂災害警戒情報が発表され、県内の一部が暴風域に入ることが予測されたため、災害対策本部第1配備体制を取り、情報収集と被害対応に当たりました。今回の台風により、いすみ市佐室地区において、県管理河川の落合川やその支流でいすみ市が管理する佐室川で越水が発生し、一部家屋に浸水被害が生じました。また、県管理道路では、のり面崩落や倒木による通行止めが5か所で発生いたしました。千葉県建設業協会の御協力の下、迅速に応急復旧に当たっていただき、現在、君津市内の国道465号の1か所で規制が残っていますが、のり面の再崩落に対する安全性が確認でき次第、規制解除する予定です。  それでは、本日御審議をいただく県土整備部の議案について御説明いたします。  本日御審議をいただく議案は予算関係2件、条例関係3件、その他3件、合わせて8議案でございます。  初めに、議案第1号令和3年度千葉県一般会計補正予算(第15号)について御説明いたします。これは、県土整備部の歳出予算について34億9,727万1,000円を増額しようとするものであり、既定予算と合わせた補正後の歳出予算総額は1,380億4,367万3,000円となります。  補正予算に計上した主な内容について申し上げます。  6月28日に八街市で発生した交通事故を受け、小学校の通学路を対象とした緊急一斉点検を市町村教育委員会や警察等と連携し、実施したところです。この点検を踏まえ、道路管理者としてガードレールや路面のカラー舗装の設置など、速やかに実施できる安全対策を早急に着手するため、交通安全対策事業として5億円を増額いたします。また、7月の大雨や8月の台風10号などにより被災した道路や河川等の公共土木施設を復旧するため、災害復旧事業として10億4,500万円を増額いたします。  次に、省電力化による脱炭素社会の実現に貢献するとともに、財政負担の軽減を図るための道路照明灯など屋外灯のLED化導入事業ほか1事業について債務負担行為を設定いたします。  続いて、議案第3号令和3年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)について御説明いたします。これは、千葉中央埠頭にある県有地に関し、建物収去土地明渡し等を求めるために控訴したことについて、和解するに当たり、建物買取り費用として6,000万円を増額しようとするものであり、既定予算と合わせた補正後の歳出予算総額は24億6,971万1,000円となります。  以上が県土整備部の令和3年度9月補正予算の概要でございます。  次に、議案第10号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、都市計画法に基づく開発行為の許可等に関する事務を大網白里市へ権限移譲するため、条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第18号県が管理する県道に係る移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、県道において旅客特定車両停留施設等を新設、改築する場合にバリアフリー基準に適合するよう、構造に関する基準を定めるものでございます。  次に、議案第19号都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、近年、頻発・激甚化する自然災害に対応することなどを目的として都市計画法が改正され、市街化調整区域災害ハザードエリアにおける開発許可が厳格化されたため、関係する条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第21号及び第22号契約の締結についてでございます。  議案第21号は、一般国道410号の久留里馬来田バイパス事業において、芋窪・仮称4号橋上部工事の請負契約を締結するに当たり、議会の議決を得ようとするものでございます。  また、議案第22号は、一般国道126号銚子連絡道路2期事業において、事業区間の一部の施行について、千葉県道路公社と委託契約を締結するに当たり、議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第26号和解についてでございます。これは、議案第3号の補正予算の説明でも申し上げましたが、千葉中央埠頭にある県有地の賃貸借契約の期間満了に伴い、賃借人及び賃借人が建てた建物の使用者に対し、建物収去土地明渡し等を求めるために控訴したことについて、相手方と和解しようとするものでございます。  続きまして、諸般の報告として3件御報告いたします。  初めに、令和元年房総半島台風等からの復旧・復興について申し上げます。  本県に甚大な被害をもたらした令和元年の房総半島台風東日本台風及び10月25日の大雨から2年を迎える中、県土整備部においては、住宅被害に係る支援として、災害救助法に基づく応急修理について、屋根の修理など6,154件の申請があり、これまで市町村と連携して個別相談や工事業者の紹介等を行ってきましたが、8月末で工事が完了いたしました。また、河川の監視体制のさらなる強化として、映像をウェブサイトで閲覧でき、市町村から出される避難情報と併せて活用することで迅速な避難に役立てていただくよう、監視カメラ水位周知河川26河川の32か所に新設し、9月1日から運用を開始いたしました。今後も県の独自支援である被災住宅修繕緊急支援事業補助金について、市町村と連携し、今年度内の完了に向けて事業を進めていくほか、災害に強い河川等の整備、竹木伐採や堆積土砂の撤去、緊急輸送道路の整備、道路のり面対策や無電柱化等の取組も引き続き推進してまいります。  続いて、新たな湾岸道路について申し上げます。  県では、7月20日に沿線の千葉市、市川市、船橋市、習志野市、市原市、浦安市とともに新たな湾岸道路整備促進大会を開催し、速やかに計画段階評価に着手し、早期に計画の具体化を図ることなどについて決議いたしました。また、9月2日には大会決議について、知事と沿線6市長が赤羽前国土交通大臣にオンラインにより要望し、大臣からは、必要性は十分理解している、地元の意見をまとめながら進めていきましょうとのお答えをいただきました。県としては、引き続き国に最大限協力し、沿線市や関係機関との調整も含め、早期に計画の具体化が図られるよう積極的に取り組んでまいります。  続いて、銚子連絡道路について申し上げます。  銚子連絡道路の未事業化区間である匝瑳市から旭市までの13キロメートルについて、事業化に向け都市計画の手続を進めておりましたが、7月15日の千葉県都市計画審議会に諮り、原案のとおり可決され、8月31日に都市計画を決定いたしました。引き続き銚子連絡道路の全線開通に向けて積極的に取り組んでまいります。  以上が提案いたしました議案の概要説明と諸般の報告でございます。議案の詳細につきましては担当課長から説明いたしますので、よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ◯委員長(斉藤 守君) 諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁については、全て着席したままでお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 初めに、議案第1号令和3年度千葉県一般会計補正予算(第15号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  寺本県土整備政策課長◯説明者寺本県土整備政策課長) 県土整備政策課長の寺本でございます。県土整備政策課の令和3年度千葉県一般会計補正予算について御説明いたします。  お手元の右上に令和3年9月定例県議会議案説明資料県土整備部抜粋という資料がございますけれども、その65ページをお開きください。第9款第1項第1目土木総務費の補正額は1億3,965万6,000円の増額となります。これは、昨年9月時点の人員構成で計上いたしました当初予算の職員人件費について、現在の人員構成で積算し、増額するものです。  次に、下段に記載の第12款第2項第1目道路橋りょう災害復旧費の補正額は2億3,600万円の増額となります。これは、7月の大雨や台風10号等により被災した道路の復旧工事を行うため増額するものです。  次に、66ページをお開きください。第12款第2項第2目河川海岸災害復旧費の補正額は8億900万円の増額となります。これは、同じく7月の大雨などにより被災した河川等の復旧工事を行うため増額するものです。  なお、被災した道路や河川等の災害復旧については、今後、国の災害査定が行われ、具体的な工期などを決定することから、全額、繰越明許費を設定いたします。  以上で説明を終わりにします。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路整備課長◯説明者西山道路整備課長) 道路整備課長の西山でございます。道路整備課補正予算について御説明いたします。お手元の議案説明資料の67ページを御覧ください。  第9款第2項第3目道路新設改良費の補正額は、債務負担行為が13億円でございます。これは、国道126号拡幅事業について、事業用地の早期買収の見込みが立ったことから、令和4年度に予定していた工事を一部前倒しするとともに、当該工事に隣接する工区の工事と合わせて発注するため、債務負担行為を設定するものでございます。  次に、下段の記載の第9款第5項第2目街路事業費の補正額は17億2,254万2,000円の増額となります。これは、都市における交通円滑化や安全確保のため、鉄道との立体交差や道路の拡幅などを進める事業であり、国の交付金などの内示額に伴い増額するものでございます。また、このうち6億1,000万円について、翌年度にわたる工期の設定が必要なことから明許繰越を設定いたします。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 道路環境課長の秋元でございます。道路環境課補正予算について御説明させていただきます。議案説明資料の68ページをお開きください。  第9款第2項第2目道路維持費の補正額は5億円の増額となります。これは、交通安全対策事業として、7月から8月にかけて実施した通学路の緊急点検を踏まえ、対策が必要な箇所についてガードレールの設置など、安全対策を実施するため増額するものです。  次に、債務負担行為についてですが、これは屋外灯のLED化導入事業のうち、道路照明灯約2万2,000基を一括してLED化するため、36億5,000万円の債務負担行為を設定するものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(斉藤 守君) 大村港湾課長◯説明者大村港湾課長) 港湾課長の大村でございます。港湾課の補正予算について御説明いたします。議案説明資料69ページを御覧ください。  第9款第4項第1目港湾管理費の補正額は252万5,000円の増額となります。これは、港湾管理事業運営費のうち会計年度任用職員の人件費について、現在の人員構成により積算し、増額するものでございます。  次に、債務負担行為についてですが、これは屋外灯のLED化導入事業のうち、港湾施設の屋外照明灯約1,100基を一括してLED化するため、2億円の債務負担行為を設定するものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 板倉市街地整備課長◯説明者板倉市街地整備課長) 市街地整備課長の板倉でございます。市街地整備課補正予算について御説明いたします。議案説明資料の71ページをお開きください。  第9款第6項第3目都市再開発費の補正額は18万円の増額となります。これは、都市再開発諸費のうち会計年度任用職員の人件費について、現在の人員構成により積算し、増額するものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 菰田公園緑地課長◯説明者菰田公園緑地課長) 公園緑地課長の菰田でございます。公園緑地課補正予算について御説明いたします。議案説明資料の72ページをお開きください。  第9款第5項第3目公園費の補正額は566万円の増額となります。これは、公園諸費のうち会計年度任用職員の人件費について、現在の人員構成で積算し、増額するものでございます。  次に、債務負担行為についてですが、これは、屋外灯のLED化導入事業のうち県立都市公園屋外照明灯約1,500基を一括してLED化するため、2億5,000万円の債務負担行為を設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(斉藤 守君) 松田住宅課長◯説明者松田住宅課長) 住宅課長の松田でございます。住宅課の補正予算について御説明いたします。議案説明資料の73ページを御覧ください。  第9款第7項第2目住宅建設費の補正額は8,415万6,000円の増額になります。これは、公営住宅建設事業について、国の交付金の内示増に伴い増額し、令和4年度以降の実施を検討していました県営住宅の外壁等改修工事を一部前倒しをして実施するものです。また、適正な工期を確保するため、翌年度にわたる工期の設定が必要なことから繰越明許費を設定いたします。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 大野収用委員会事務局長◯説明者大野収用委員会事務局長) 収用委員会事務局長の大野でございます。収用委員会事務局補正予算について御説明いたします。お手元の議案説明資料の114ページをお開きください。  第9款第1項第1目土木総務費の補正額は244万8,000円の減額となります。これは、昨年9月時点の人員構成で計上しました当初予算の職員人件費について、現在の人員構成で積算し、減額するものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  山本委員◯山本義一委員 私から道路環境課補正予算で5億円が計上されている交通安全対策事業について伺いたいと思います。  まず、今回、私の地元で痛ましい飲酒による事故が起きてしまいまして、それを受けた中で通学路の一斉点検などを実施して、各市町村から3,495か所の報告があったと聞いております。これ、全国で通学路の交通安全対策が見直されたわけでありますけども、今回、9月補正において5億円を計上していただいておりますけども、補正予算の内訳ですね。具体的に分かれば教えていただきたいなと思います。
    ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 7月から8月にかけまして実施した通学路の緊急点検を踏まえ、速やかに実施できる対策を行うこととしております。具体的には、ガードレール等の設置を約11キロメートル、路面のカラー舗装を約47キロメートルなど計上しており、早急に着手し、年度内の完了に向け取り組んでまいります。 ◯委員長(斉藤 守君) 山本委員◯山本義一委員 先ほど申しました3,495か所の中には当然県が管理する道路も含まれていることだと思います。5億円で全部整備するというのは、今年度は難しいと思いますけども、引き続きこれは取り組んでいただかなければならないわけであります。道路環境の歩道整備を含めた対応というのは一定程度の時間が必要であるというふうに思っております。まずもって、当面対策を講じることが肝要であると思いますので、まずは、できる今言った対策をすぐにでもお願いしたいなと思います。  また、細かい話になって恐縮なんですけども、この9月補正の中に、私も今回、一般質問に立たせていただいて、県道の千葉川上八街線八街市吉倉地先の交通安全対策の質問をさせていただきました。その箇所については、この補正予算の中に含まれてるんでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 県道千葉川上八街線八街市吉倉地先において緊急一斉点検を実施しておりまして、9月補正予算により対策を行うこととしております。 ◯委員長(斉藤 守君) 山本委員◯山本義一委員 質問の中でも申し上げましたけども、地域から、もう二十数年来のこの交差点の改良、信号機の設置の要望があります。本当に変則な交差点になってまして、近くには公立の小学校もあり、子供たちがそこを毎日、実は横断歩道もないところを渡っていくわけなんですね。ですから、地域の方々が見守り活動していただいてますけども、ここは何としても早い段階で通学路の歩道整備等を含めたことを実施していただきたいというふうに思います。  そこで、今回の一斉点検を受けた中でどのような対策が実施されるのか伺います。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 県道千葉川上八街線八街市吉倉地先では、円滑な交通と歩行者の安全を確保するため、交差点改良と歩道拡幅を計画しているところでございます。今回の通学路の緊急一斉点検により、改めて安全対策を行う必要性を認識していますが、交差点改良と歩道拡幅の完成までに時間を要することから、早急な安全対策として、ガードレール等の設置や注意喚起のための路面標示などを実施する予定でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 山本委員◯山本義一委員 はい、分かりました。危険がないように、できることを先にやっていただくということでありますが、最終的には交差点改良して信号機の設置までしていただくように、その期間のための安全確保ということで、今回の補正予算で実施していただくということでありますので、完全なものになるように今後とも続けていただきたいと思います。本当に通学路における安全を確保するためにも、道路管理者として早急な安全対策を確実に実施して、二度とこのような痛ましい事故が起こらないようにしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  高橋委員。 ◯高橋 浩委員 それでは、1点、LEDの導入事業についてお聞きしたいと思います。3課にまたがってますよね。道路環境課と港湾課と公園緑地課になるわけですが、どなたがお答えいただけるかはあれなんですけども、LEDにおいては、本当にLEDが開発された当時はそれなりに値段が本当に高くて、これ買えるのかという状況であったわけでありますが、今、相当数下がってることは確かでありますので、このようにLED化しているということはいいことだと思います。しかし、令和3年から令和14年までの12年間、3課合わせた金額で41億円という大きな債務負担行為が行われるわけでありますけども、これによって、他の事業への影響等をどのように考えているのかをお聞かせください。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) LED化する照明灯の対象基数が一番多い道路環境課で代表して回答させていただきます。  本事業の実施により、約2万5,000基の照明灯を一括してLED化することで電気料金が現在の約3分の1となるなど、維持管理費が大幅に削減される見込みです。LED化は削減される電気料金などの維持管理費を活用し、新たな費用は発生しないことから、ほかの事業への影響はございません。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。他の事業への影響はないと思われるということでありますが、先ほどもお話ししたとおり、いい事業であると思いますし、全国でまた広がっていくという形もあるのかと思うわけでありますが、今回の本件と同じように債務負担行為を設定して、一括で行っている県内の市町村とか都道府県での実績というのはあるのかお聞かせください。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 道路照明灯など、屋外灯を一括してLED化している自治体について、県内の市町村では、千葉市をはじめ木更津市や成田市など実施事例がございます。また、都道府県では愛知県や愛媛県、関東周辺では栃木県での実績がございますが、導入事例としては少ない状況でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。まだ導入事例は少ないということのようでございます。何しろ全国に、逆に先駆けて行うということはいいことであると思います。確かにLEDというのは下がってきたんですけど、もっと下がるんじゃないかという考え方もあったりして、いつ始めるのというのは確かにあるとは思いますが、ここで踏み切っていただいてありがたいなと思います。LED化によって、やはりこれから二酸化炭素等の削減というものも進めなければならないということもあると思いますので、しっかりと取り組んでいただけたらなというふうに思います。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。──ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第3号、議案第26号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、議案第3号令和3年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)及び議案第26号和解についての2議案については内容が関連しますので、一括して議題とします。  当局に説明を求めます。  大村港湾課長◯説明者大村港湾課長) 港湾課長の大村でございます。議案第3号と議案第26号について一括して説明いたします。  まず、議案第26号和解についてでございます。お手元の常任委員会資料53ページを御覧ください。  本件は、千葉市中央区中央港の県有地の賃貸借契約の期間満了に伴い、賃借人、株式会社泰正及び同賃借人が建てた建物の使用者、住友大阪セメント株式会社に対し、建物収去土地明渡し等を求めるために控訴したことについて相手方と和解しようとするものであり、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  内容について御説明いたします。事件名は建物収去土地明渡等請求控訴事件、和解の相手方は株式会社泰正及び住友大阪セメント株式会社です。  次に、和解の内容について御説明いたします。  1点目として、県は株式会社泰正に対し、株式会社泰正の建物買取り請求に基づき、千葉市中央区中央港1丁目176番の一部の上に存在するセメント用サイロ等を6,000万円で買い取る。2点目として、住友大阪セメント株式会社は、株式会社泰正に対し、令和4年3月末日までに本件建物内の占有部分を明け渡す。3点目として、株式会社泰正は、県に対し、令和4年3月末日までにセメント用サイロ等を引き渡し、本件土地を明け渡す。4点目として、県と株式会社泰正及び住友大阪セメント株式会社との間には、本件に関し、本和解条項に定めるほか、何らの債権債務のないことを相互に確認する。5点目として、第一審及び第二審に係る訴訟費用は各自の負担とする。  最後に和解しようとする理由でございますが、1点目、本年8月18日に東京高等裁判所から和解勧告が出されたこと、2点目、和解した場合、県、泰正及び住友大阪セメント3者での一体的解決が図れ、土地が早期に返還されること、3点目、建物買取り金額6,000万円については、県と泰正がそれぞれ主張した額の中間の額に当たり、和解の精神にのっとったものであること、4点目、相手方も和解勧告に応じる姿勢を見せていること。以上のとおり、弁護士などとも相談の上、和解しようとするものでございます。  次に、議案第3号令和3年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)について御説明いたします。議案説明資料70ページを御覧ください。  これは、先ほど説明いたしました建物買取り費用6,000万円について計上するものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論、採決を行います。  なお、討論、採決は議案ごとに分割して行います。  それでは、議案第3号の討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第3号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第3号は可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第26号の討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第26号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手)
    ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第26号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第10号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、議案第10号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  横須賀都市計画課長。 ◯説明者(横須賀都市計画課長) 都市計画課でございます。議案第10号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。お手元の常任委員会資料の5ページをお開きください。  改正理由ですが、地方分権推進の一環として、知事の事務処理権限を市町村に移譲している中、大網白里市の事務執行体制が整ったことから、都市計画法及び租税特別措置法に基づく知事の事務処理権限を大網白里市に移譲するものでございます。  改正内容につきましては、都市計画法に基づく開発許可等の事務及び租税特別措置法に基づく優良宅地の認定事務の移譲市として、別表に大網白里市を加え、これに合わせ、別表にある当該事務に係る受理事務の移譲市から大網白里市を削るものでございます。  施行期日につきましては、令和4年4月1日としております。  参考といたしまして、都市計画法に基づく開発許可等の権限は、市川市など15市に既に移譲してございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  高橋委員。 ◯高橋 浩委員 それでは、1点質問したいと思います。大網白里市が都市計画法と租税特別措置法の事務移転を受けるということであると思いますが、このように市町に権限移譲しているということは、自立をしていただくということはこれからも必要であると思うわけでありますが、先ほどの御説明では、現在でも15市あって、大網白里市が入ると16市ということでありますが、これから他の市町への今後の移転の見通しとかはあるんでしょうか、お聞かせください。 ◯委員長(斉藤 守君) 横須賀都市計画課長。 ◯説明者(横須賀都市計画課長) 都市計画課です。  今後の移譲の見通しについてでございます。開発許可権限の移譲は、市町が自らの判断で開発許可に関する条例を制定するなど、地域の実情に応じた開発誘導が可能となり、良好なまちづくりが推進されることから移譲を進めていくことは必要だという認識でございます。現時点では、市町から権限移譲についての具体的な要望は受けておりませんが、引き続き権限移譲が進むよう、市町に働きかけてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。移譲を推進していただけるということ、権限移譲していただけるということだと思うんですけども、市町に権限移譲する場合に、これから県として、どのような支援を行うつもりなのかをお聞かせください。 ◯委員長(斉藤 守君) 横須賀都市計画課長。 ◯説明者(横須賀都市計画課長) 都市計画課でございます。  県が行う支援についてでございますが、権限移譲に当たりましては、県職員を派遣し、組織の体制づくりや開発許可基準に関する市の条例等の整備に関する支援のほか、市の職員を研修生として受け入れまして、開発行政に関する実務の習得などについて支援を行ってきたところでございます。県としては、権限移譲後も引き続ききめ細かい情報提供や技術的な助言など、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。開発許可に関しては、本当に法令上、いろいろ細かな点がたくさんあります。ぜひ県のほうでいろいろ支援をしていただいて、各市町が行っていくように努力をしていただけたらなというふうに思います。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。──討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第10号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第10号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第18号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、議案第18号県が管理する県道に係る移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 道路環境課、秋元でございます。議案第18号県が管理する県道に係る移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明させていただきます。  常任委員会資料の15ページをお開きください。本条例は、移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、県道において旅客特定車両停留施設等を新設、改築する場合、バリアフリー基準に適合するよう、構造に関する基準を規定するため、議会の議決に付すものでございます。条例の内容は国土交通省令の基準に準拠したもので、独自の基準はございません。  資料の37ページを御覧ください。  1、概要の右下の図が旅客特定車両停留施設のイメージであり、道路附属物として、新たに道路法で規定された道路管理者が整備、運営するバス、タクシー等の専用ターミナルでございます。  改正の内容としては、旅客特定車両停留施設の通路、出入口、エレベーター等の11施設及び移動等円滑化のために必要なその他の施設等として、案内標識、視覚障害者誘導用ブロックなど、4つの施設の構造や設置について、バリアフリー基準に適合されることが規定をされました。  基準の例としては、通路では有効幅員を1.4メートル以上、構造上やむを得ない場合は1.2メートル以上とすることなどがございます。  その他の規定としては、バリアフリー化する対象施設として歩道や自転車歩行者道に加え、歩行者専用道路、自転車歩行者専用道路が新たに規定されました。  なお、構造に関する基準の詳細につきましては、常任委員会資料の17ページから35ページを御覧ください。  施行期日につきましては、令和3年11月1日としております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第18号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第18号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第19号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、議案第19号都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  横須賀都市計画課長。 ◯説明者(横須賀都市計画課長) 都市計画課でございます。議案第19号都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。お手元の常任委員会資料の39ページをお開きください。  改正理由ですが、これまで市街化調整区域においても、市街化区域と一体的な日常生活圏を構成していると認められる地域については、知事等の許可を受けて開発することが可能でしたが、令和4年4月1日に施行される都市計画法の一部改正に伴い、市街化調整区域内の災害ハザードエリア、具体的には災害危険区域や土砂災害警戒区域等については、原則、開発ができないことが明確化されたため、条例の一部を改正するものです。  改正の内容ですが、市街化調整区域において開発行為を可能とする土地の区域は市街化区域から1.1キロメートルの範囲内に存すること、自然的社会的諸条件から市街化区域と一体的な日常生活圏を構成していると認められる地域内に存すること、建築物が連檐している既存集落内に存すること、災害ハザードエリアを含まないことのいずれにも該当する土地の区域として、知事が指定する土地の区域とするものでございます。また、指定手続その他の所要の規定の整備を行うものです。  施行期日につきましては、令和4年4月1日としております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  高橋委員。 ◯高橋 浩委員 すみません、都市計画法の開発行為の変更ということでありますが、不動産業界で言う40戸連檐等が使えるか使えないかということであるわけでありますが、これだけ気候変動の中で激甚化してきて、新しく調整区域の中に宅地等ができてきたときに、それを維持できるのか、守れるのかということの中で国のほうの法令が変わってきたんだと思います。4月1日から施行ということでありますが、今日、木更津のハザードマップもちょっとお持ちしたんですけど、この中を見ると、レッドゾーンの取扱いというのはほとんど開発ができないということになるわけでありますが、ほとんどがイエローゾーンになっております。このイエローゾーンの取扱いというのがどのようになるのかをお聞かせください。
    ◯委員長(斉藤 守君) 横須賀都市計画課長。 ◯説明者(横須賀都市計画課長) 都市計画課でございます。  災害イエローゾーンの取扱いということでございます。まず、今回の条例改正ですが、頻発・激甚化する自然災害に対応するということで、都市計画法の改正によりまして、市街化調整区域内の開発要件が厳格化されたということで、県条例で定める開発可能な区域から災害ハザードエリアを除外するということでございます。今回の改正によりまして、土砂災害警戒区域や浸水想定区域のうち、著しい危害が生ずるおそれがある土地の区域などの災害イエローゾーンにつきましては、避難場所への確実な避難が可能である等を除きまして、原則として開発ができなくなることとなります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。原則として開発ができなくなるということであると思います。これからやはり人口減少が進む中で、コンパクトシティーをやはり国も目指すということの中では致し方ないかなというふうに考えたりするわけでありますが、それでは、県が開発権限を有する市町村以外で開発許可権限を持つ他の市町村の条例改正に向けた取組状況はどうなのかをお聞かせください。 ◯委員長(斉藤 守君) 横須賀都市計画課長。 ◯説明者(横須賀都市計画課長) 都市計画課でございます。  条例改正に向けた市町村の取組状況についてでございます。千葉市や船橋市などの開発許可権限を有する18市のうち、12市が県と同様の条例を策定しておりますが、それぞれの市が条例改正に向けて検討を重ねているところでございます。現在のところ、条例を改正した市はございませんが、改正都市計画法の施行日であります令和4年の4月1日までには、県の条例改正の内容も参考にして必要な改正を行うと聞いております。県としては、引き続き関係市と情報共有を図りながら市の条例改正手続が円滑に進められるよう、関係市町の取組を支援してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。今回の改正というのは、やはり土地を持つ人間にとっては大きな改正になります。できるだけ情報公開をしながら、県民、市民、市町村の方に御理解をいただきながら進めていっていただけたらなというふうに思います。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第19号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第19号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第21号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、議案第21号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  西山道路整備課長◯説明者西山道路整備課長) 道路整備課長の西山でございます。議案第21号契約の締結について御説明させていただきます。お手元の常任委員会資料47ページ、お開きください。  本議案は、一般国道410号の久留里馬来田バイパス事業において、芋窪・仮称4号橋上部工の工事の契約を締結するものでございます。当該工事は予定価格5億円以上の工事請負契約となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  内容につきまして、まず工事概要ですが、工事名、社会資本整備総合交付金工事(芋窪・仮称4号橋上部工)、路線名、一般国道410号、工事箇所、君津市芋窪、工事内容は橋長、Lイコール160.4メートル、橋種は鋼3径間連続合成少数主桁鈑桁橋でございます。  ここで、工事の内容について若干御説明させていただきます。お手元の常任委員会資料49ページ、お開きください。  まず、上段の位置図でございます。一般国道410号の久留里馬来田バイパスは首都圏中央連絡自動車道、いわゆる圏央道の木更津東インターチェンジへのアクセス道路として、また、君津市域の交通混雑解消や歩行者の安全を図ることを目的とし、君津市広岡から袖ケ浦市高谷までの全長15.7キロメートルの2車線バイパスを整備する事業でございます。これまでに延長12.2キロメートルの供用をしてるところでございます。  中段の写真が現況の国道410号の屈曲した箇所の写真です。大型車もセンターラインをはみ出して走行してる状況でございます。このバイパス区間の整備により、安全で円滑な交通の確保を図ることとしています。当該工事は整備中区間の3.5キロメートルにおいて、君津市道の上空を横断する(仮称)4号橋の上部工事を施工するものでございます。  次に、平面図及び断面図です。赤色でお示ししている部分が橋梁の架設位置です。3つの径間がございます。中央斜めに通っている道路、こちらが黄色に塗ってあるところですが、君津市道で、その上空に橋梁を架設いたします。  次に、下段の横断図を御覧ください。道路幅員は全幅で13.8メートル、橋梁の架設を今回の工事で行います。  常任委員会資料47ページにお戻りください。ここで契約の内容についてですが、契約事項は社会資本整備総合交付金工事(芋窪・仮称4号橋上部工)請負、契約の相手方は三井住友建設鉄鋼エンジニアリング株式会社、契約金額は7億1,661万7,000円、工期は520日間でございます。相手の決定方法は、総合評価方式による一般競争入札でございます。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第21号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第21号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第22号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、議案第22号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  西山道路整備課長◯説明者西山道路整備課長) 道路整備課長の西山でございます。議案第22号契約の締結について御説明いたします。お手元の常任委員会資料50ページをお開きください。  本議案は、一般国道126号銚子連絡道路2期事業において、事業区間の一部の施行について、千葉県道路公社と委託契約を締結するものでございます。本委託契約の締結に当たり、契約金額が5億円以上となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  ここで委託の内容について御説明させていただきます。お手元の常任委員会資料の52ページをお開きください。  まず、上段の位置図でございます。銚子連絡道路2期事業については、圏央道へのアクセス向上や国道126号の交通混雑の緩和を図るため、横芝光町から匝瑳市までの約5キロメートル区間において、令和5年度の供用を目指し整備を進めております。銚子連絡道路2期区間は、千葉県道路公社が管理する有料道路──1期区間ですけども──と直結する同一路線でございまして、密接に関連する道路であることから、2期区間の一部を道路公社へ委託し、連携しながら整備を進めていくこととしております。  次に、委託範囲図でございます。委託の範囲ですが、左側の青い線で示した有料道路に直結する銚子連絡道路2期区間の一部区間となっておりまして、赤色で示してる部分が委託の範囲でございます。  次に、下段の標準断面図を御覧ください。銚子連絡道路は、主に標準断面図、横断図にあるように、左側ですけども、盛土形式であったり、橋梁形式──右側でございますが──であったりで計画されておりまして、交差する道路は原則立体交差いたしまして、高い速達性を確保する道路となっております。  常任委員会資料50ページにお戻りください。契約の内容についてでございます。契約事項は令和3年度一般国道126号山武東総道路二期整備国道道路改築事業(その2)の施行に関する委託、契約相手は千葉県道路公社、契約金額は14億4,400万円、相手の決定方法は随意契約、委託延長は0.23キロメートルとなっております。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 それでは、質問させていただきたいと思います。  本議案は、私の地元に大きく関係する銚子連絡道路についてでございます。銚子連絡道路は、今までも申し上げてまいりましたけれども、圏央道に接続し、山武・東総地域の広域的な幹線道路ネットワークを形成するとともに、農林水産物の販路拡大や地域経済の活性化を図り、防災力を向上させる大変重要な道路だと認識をしているところでございます。事業中の区間においては、特に用地についての協力が必要であったため、県、地元市とともに、私自身も微力ではありますが、動いたところであります。6月議会においても答弁がありましたが、ようやく全ての用地取得が完了したところです。現在、県や道路公社により工事を進めていると思いますが、工事の進捗状況についてお伺いをしたいと思います。  1点目、事業中の横芝光町から匝瑳市間の工事の進捗状況はどのようになっているでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路整備課長◯説明者西山道路整備課長) 道路整備課長、西山です。  銚子連絡道路の横芝光町から匝瑳市間についての進捗状況についてでございますが、現在、横芝光町では、JR総武本線を渡る跨線橋の下部工事などを実施しております。また、匝瑳市では、(仮称)時曽根橋の上部工事や(仮称)笹曽根橋の下部工事、そして県道八日市場線を交差する(仮称)笹曽根跨道橋の下部工事などを実施しておりまして、全区間にわたり、橋梁工事や道路改良工事を展開してるところでございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。横芝光町においては、当初より、今お話ありましたように、道路公社へ委託して、今事業もそうですが、事業を進めていたと聞いておりますが、JR総武本線と交差する部分については、用地取得に時間を要したことからも工事着手が大変遅れてきたのかなというふうに思っております。JRとの調整も必要かと思われますが、開通目標に遅れることなく進んでいるのか、少し心配をしているところであります。  そこでお伺いしたいと思います。JR総武本線との交差部について、JRとの調整はどのようになっているでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路整備課長
    ◯説明者西山道路整備課長) お答えする前に、先ほどちょっと間違いございまして、(仮称)笹曽根跨道橋の下部工事と申し上げました。そこは県道八日市場栄線です。訂正しておわびいたします。すみません。そこと交差する(仮称)笹曽根跨道橋の下部工事を実施しております。  今、JRとの調整はどのようになっているかとの御質問でございます。銚子連絡道路とJR総武本線との交差部については、今年3月に橋梁の架設に必要な用地取得が完了いたしましたことから、現在、跨線橋の下部工事を実施してるところでございます。また、跨線橋の上部工についてはJRと協議を進めておりまして、JRが架設することについて調整がついたことから、今年度、協定を締結する予定でございます。引き続き令和5年度の供用目標に遅れることがないよう、工事の推進を図ってまいりたいと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。いろいろ御苦労が多いかと思いますが、よろしくお願いをいたします。  要望でありますけど、事業中区間の全線において、県と道路公社で連携をして順調に工事が進められていると、ただいまの答弁を受けて心強く思ったところでございます。事業中の2期区間、匝瑳市区間と言ってもいいんでしょうけれども、この2期区間については、既に供用している1期区間と直結する道路でもあり、早期に効果を発現させるため、県と道路公社でさらに深く連携を図りながら着実に整備を進めていただきたいと思います。  先ほど部長の御挨拶の中で、匝瑳市から旭市までの13キロメートルについて、事業化に向けて都市計画の手続を進めていただいた結果、本年8月31日に本都市計画が決定したと伺いまして、担当課の皆様はじめ職員の皆様方に、この場をお借りしまして心から感謝と敬意を申し上げたいと思います。  この一報を受けまして、改めてこの場で申し上げておきたいのは、この道路の早期全線開通というのは東総地域の発展のために大変重要であります。先ほど申し上げましたとおりでございます。6月議会でも要望させていただきましたが、再度要望させていただきたいと思います。  銚子連絡道路の事業中区間について、御答弁で、令和5年度ということは令和6年3月末日ということだと思いますけども、その3月末日にこだわることなく、一日も早く供用できるように強く要望いたしまして、私の質問を終わりにさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第22号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第22号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終結します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、諸般の報告・その他について質問がありましたら発言願います。  鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 おかげさまで長生グリーンラインは工事が順調に進んでおります。そんな中で、議会中、一般質問でもいたしましたけども、県道茂原大多喜線の4車線化について、その後の御検討といいますか、どういう状況になってるか、ちょっと質問いたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路整備課長◯説明者西山道路整備課長) 県道茂原大多喜線についてでございます。一般質問でも御質問いただいたところですけども、県道茂原大多喜線については、朝夕の時間帯を中心に非常に混んでるところがありました。特に混んでるところが茂原市早野地先の交差点というところで、そこの交通状態を調査したところ、朝夕の時間帯を中心に渋滞が発生しておりました。このことから茂原市と連携いたしまして、右折レーンを設置する改良工事を進めているところでございます。まずは、一番、そこのネックになる部分の改良を進めていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(斉藤 守君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 交通量調査というのを、それをやって検討しますというか、よく聞くんですけど、それでは未来志向じゃないのよ。どのように茂原の町の中心街等が混まないで、例えば今言った、右折車線がないから混むとか、そういう問題じゃなくて、そこに車が来ないように、その地域全体の動線をどのように持ってってスムーズな経済活動ができるかというのを考えないと、交通量調査して、混んだからこれします、混んだからじゃなくて、混まないように、渋滞しないように先手必勝だよ。長生グリーンラインのインターチェンジが茂原大多喜線に接続されるというのが令和5年度になると。海匝のほうと、東総と同じだよ。令和6年の3月までには接続されるということは決まってるでしょう。ということは、今でも朝夕は大変なのに、それが解消されるんじゃなくて、もっと交通量が増えるというの、分かってるんだよ。だから、そういうのをどういうふうに誘導して経済活動がスムーズにいくかという、渋滞してから、じゃ、交通量調べてみましょうと。ああ、いっぱい来ますからやりましょうじゃ、ますます後手後手後手後手で、地域を活性化、元気にするには皆さんの力で、ほかの商工労働部のことも皆さんがコントロールできるんですよ。医療が遅れてる。病院を引っ張ってくるのも皆さんができるんですよ。交差点改良していただいたので、私は朝ぶっ倒れたけど、救急車はいつも2回、3回、信号待ちして行くところ、30分以上かかるところを15分で行っちゃったよ。あなたたちは病院を引っ張ってくることもできるんだよ。そういうすばらしい事業なんだよ。この県土整備部というのはできるんだよ。  だから、渋滞してから何かをやるんじゃなくて、皆さんが庁内の事業をコントロールできるんだよ。やりがいのある仕事じゃないですか。前向きに、今質問した県道茂原大多喜線も検討していただきたいと、今、検討しますとか何とかって言ってるけど、先輩方が30年前に未来志向で、あそこを4車線にすると。今、もう既に私が知ってるだけでも10か所、買収が済んでるのを知ってるかどうか質問します。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路整備課長◯説明者西山道路整備課長) 県道茂原大多喜線ですけども、昭和橋から早野のところまで約7,000平米ぐらい用地確保されてるということは確認しております。 ◯委員長(斉藤 守君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 商売やってた人が立ち退きまでやって、用地を県に協力してくれて、その人は移転して商売潰れちゃいましたよ。地元では、かつては県は事業化して、工事が始まったら、きちっと必ず納めてくれてたというのを言ってますよ。今、何だい、県は県議が替わったら変わちゃったのかと。言い始めたって納めないじゃないかと。どうなってるんだというような、昔の県は非常に信頼があって、始まったら納めると。納めてくれてたけど、30年前に用地を買って、まだそのままだから、やはり皆さんはしようがない、今そう思われても。後輩たちが事業をやりやすいような、やっぱり県民と信頼関係復活のためにも前向きに検討していただきたいと思います。じゃ、この質問はそれで終わり。  じゃ、次。県が管理してる県道ののり面の除草というのはどのような考え方で実施してるのかお聞きします。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 道路環境課でございます。  県道のり面の除草の実施状況でございますが、道路の除草につきましては、雑草の繁茂により見通しが確認できないなど、通行に影響のある箇所を優先し、できる限り年2回の除草を実施しております。道路のり面では、道路に近く、雑草の繁茂により通行に影響のある範囲を中心に除草を実施している状況でございます。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 周りが家とか雑地とかになってるんだったらいいけど、この頃、農地がちょっと問題で、私のほうの茂原で茂原環状線というのがあるんですけど、道路が高いもので、高速道路ののり面みたいに、人間の背の高さの2倍、3倍ぐらいあるんじゃないかな。5メートルじゃなくて10メートル近くあるんじゃないかと思われるようなところがあって、やはり結構斜めで危険性があると思うので、もうおじいさんね、田んぼをやめてほしいというような声もあって、おじいさんやりたくても、そののり面が草あるので、県がやってくれないから田んぼの耕作をやめてほかの人に頼んだり。でも、頼むといっても、次の人もまた、何だい、これは平らなところのトラクターや田植え機、コンバインが動けるところは頼まれて預かったけど、のり面は預かってねえぞと。杭だって、そっちにあるんじゃないかというような声で。またここに来て、お米の値段が暴落してきたら、米は安いし、そんなよそのやつまで草刈りやってらんねえと。受ける人も少なくなってきたり何かして困ってるの。交通安全もあるかもしれないけど、県の用地で草がいっぱい出ると、その草の実が田んぼに入って田んぼにも草が生え、その管理が問題になってるので、刈ってくれとは言わないけど、今、その草刈りをしにくい人たちは、防草シートかな。シートを貼ると、草が何か出にくいんだか出ないんだか、そういうのを貼ってる人もいますよ。低ければね。そういうのを貼るとか、やはり県の土地は県がしっかり管理してもらわないと、他の産業にも影響を及ぼしてきてるし、中には除草剤をやる人もいるんだよ。除草剤やると、私が言うよりも、皆さんも知ってるけど、土に力がなくなって崩れちゃうというか、でっかく言えば、崩落の恐れも出てきちゃうし、草刈りちょっとの問題じゃなくて、背丈の何倍もある道路の底が崩れてくるようなことになっちゃったら大変だから、その草が大事な今ポイントになってるから。刈るのは大変。私、防草シートというのか、高速道路ののり面なんかも何かやってるでしょう。景観が悪くならないような、黒いやつじゃなくて、できれば緑色か何かのやつでこうやってもらったり何かすれば非常にいいんじゃないかなと──いいんじゃないかというか、やってもらわないと他に影響することが大きいから、ぜひ検討していただきたいと思います。  あと、次ですね。次が、私、これも議場で一般質問で答弁いただきましたけども、一宮川の流域治水について質問いたします。流域治水の取組の1つとして、田んぼダムが新潟県などで先進的に取り組んでいると聞いていますけども、田んぼや周辺の土地利用など、地域特性が異なっていると考えられますので、そこで一宮川流域で行っている田んぼダムの試験施工の取組状況はどうでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 松宮河川整備課長。 ◯説明者(松宮河川整備課長) 河川整備課長の松宮でございます。  田んぼダムにつきましては、降った雨の一部を田んぼに貯留することで洪水ですとか内水氾濫のピークを低減させる取組でございます。この取組につきましては、本県での取組事例が多くないことから、その治水効果や農地への影響などを検証する必要がございます。そのため地元の協力をいただき、今年度から試験施工を行っており、10月1日の大雨の際のデータを収集したところでございます。今後とも地元の水利組合ですとか営農者さんのほうに丁寧な説明を行い、御理解と御協力をいただきながら田んぼダムの取組を進めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 田んぼは結局水稲というか、お米を、あれは生き物ですから、水が長い時間あると、やっぱり窒息死しちゃうんですよ。品質は下がるわ、量は減っちゃうわということで、新潟県がやってると言うけど、新潟のほうはやはりスキー場があるぐらいで、高いところでちょっとためても、流そうと思ったら勾配があるというか、すぐ水が引いてくれるようなところですから。それと、うちのほうは太平洋まで10キロ以上、ほとんどフラットで流れが悪いというようなところですから。また、新潟のほうは皆さんも想像していただければ、本当に田舎のいい田園風景なんですよ。家と農地が入り混じってるところはないんだけど、うちのほうはミニ開発だから、非常に、一昨年の水害のときも各自宅の車庫の中に、あのとき10月25日でしたけど、冬のラジアルタイヤが積んである、そのタイヤが浮いて田んぼに来ちゃったり、灯油の赤いポリタンクがいっぱい来ちゃったり、中には、オイル交換したのは、車庫の中にバケツ入れておいたのが浮いちゃって田んぼの中にオイルが入っちゃったり、住宅とそういうのが入り混じってるということで、新潟のほうがよかったと言っても、そのまますぐうちのほうに当てはまるわけではないので、うちのほうの特徴に適したすばらしい田んぼダムの取組を進めていただくように。活用するのはとてもいいことだと思いますけど、何でもかんでもじゃなくて、その取組をもう少し、こちらに合った版でやっていただきたいと思います。  また、次は一般質問でブルーラインを含めた流域治水の検討について回答がありましたが、流域変更や既存農業排水路等の活用、あるいは国土強靱化事業だとか、その検討を行うに当たり、農林水産部や防災危機管理部などと庁内、他の部署と連携を図ってスムーズに進めるように要望いたします。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 他に質問ありますでしょうか。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 質問させていただきます。今の質問と少しかぶるところもあるかもしれませんけども、私はちょっと視点を変えて、沿道、民有地内の樹木の管理ということについて、日頃から問題意識を持っているものでありますので、ここで質問させていただきたいというふうに思っております。  令和元年の9月の本常任委員会において、大変被害をもたらした台風15号に関連して、平常時に倒木など危険性のある樹木の撤去について当時質問させていただいたわけでありますが、今回は民地から道路に張り出している樹木についてお伺いをさせていただきたいと思います。民地から道路に枝が張り出している状況を委員の皆様方も見かけたことがあるとは思いますが、道路利用者にとっては非常に危険な状態であると思います。一例を挙げれば、膝から下ぐらいの高さの草は刈っていただいたり、非常に県のほうで努力をしていただいてるところもたくさんあるわけでございますけども、例えばトラックの運転手さんの目線から見たときに、高い樹木の枝が道路の高い空間上に出たままであると、トラックはサイドミラーがありますよね。このサイドミラーが引っかかるところにちょうど枝が出てたりすると、サイドミラーというのは非常に高価なものなんですよ。そうすると、そのサイドミラーに当たらないように、枝が出たままだと反対車線側に回避をして、そしてまた自分の車線に戻って運転をすると。そういうところが何か所もあると、トラックの運転手さんはサイドミラーに傷つけたくない一心から、反対車線に出たらまた戻り、というような運転をせざるを得ない。  そういうようなところ、私の地元だけではなくて、私の地元は植木の町ですので非常に木が、樹木がたくさん多いということもあると思いますが、県内走ってて、そういうところ、お気づきのところもあろうかと、委員の皆様方もあろうと思いますが、樹木の所有者は道路法第43条により、道路に支障を及ぼすおそれのある行為が禁止をされているわけでありますが、適正な管理ができていない樹木が今申し上げましたように、たくさんあるのではないかなと私なりに認識をしているところであります。そのような樹木の所有者に対して、県としてどのように対応しているのか。民地から道路に今申し上げました張り出している樹木の伐採について、県としてどのように対応しているのか、お尋ねいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 道路環境課でございます。  道路に張り出している樹木についてでございますが、民地から道路に張り出している樹木は個人の財産でございまして、民法第717条の規定から、所有者の責任において適正に管理されるべきものと考えております。先ほどお話にもありましたことでございます。県では、道路上に張り出している樹木について、道路法第43条第2項で禁止をされている交通に支障を及ぼすおそれのある行為に該当するものとして、伐採、剪定などの適正な管理を樹木の所有者に依頼をしております。また、依頼してもなお適正に管理が行われない、あるいは所有者に速やかに連絡が取れない場合で、明らかに事故が発生する危険が迫っていると認められるときは緊急やむを得ず、県が伐採を行っております。今後も道路パトロール等により沿道樹木の状況を確認し、交通に支障を及ぼすおそれのある樹木については所有者に適正な管理を依頼するなど、道路の安全管理に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。ここからは要望になりますが、今、道路法第43条と民法上の問題のまさにぶつかり合いというか、憲法で私有財産の保護ということもうたわれておりますし、非常に悩ましいなというふうに思います。  そして、今、御答弁ありましたように、事故が発生する危険が迫っていると認められているときはというのは、まさに八街の道路もそうですけど、事故もありますが、やはり予見能力というか、ここは大丈夫かなと思っても事故が起きてしまうわけなんですよね。そうすると、樹木が出てたら、明らかにこれは事故が起きる可能性あって非常に蓋然性が高いというふうに認識をしないと、事故が多発して初めて、じゃ、枝を切ろうかではなくて、枝が出てる段階で、これは事故が起きるんだと断定していかないと回避はできないんじゃないかなというふうに思うんです。  そして、私見になりますけども、この道路法第43条というのは伝家の宝刀と言ってもいいと思うんですよね。ただ、この伝家の宝刀をなかなか行使できないのは民法上の問題とか、私有財産の保護とかという観点があって、なかなかできない。そして、私も地元の土木事務所に伐採をお願いをしましたら、出ていると思われる周辺の土地を、公図を拾って所有者を確認して、この木がどこの所有者のものなのかとか、全部チェックをしていかなきゃならない。気の遠くなるような作業を土木事務所の職員はやらなきゃいけなくなっちゃうんですよね。ここが現場の皆様方にすれば非常に負担の多い仕事だと思うんですよ。ですから、所有者を特定をするということも大事だと思うんですが、幾ら言っても駄目な場合には、あるいは、地域の市町村と連絡をして、そういう警告というか、要請をしても所有者が知らぬ存ぜぬで全然動かない場合には、この43条の伝家の宝刀を使って、県の伐採の執行をどんどんやっていっていただきたい。  そして、これはモラルハザードも起きますので、県が全部ただでやってくれるんだから、ほっておけば、枝は切ってくれるということもあんまりあってはいけないと思います。その辺のところをよく国とも協議していただいて、この道路法第43条を執行するときに県が代理でやった場合には、その所有者に伐採した費用を請求できるようにしないと、最後は県がやってくれるだろうと、市がやってくれるだろうということでは、まさにこういう危険な箇所を排除することはなかなかできなくなりますので、ぜひ要望ですけども、国ともよく協議して、この43条をもっと使い勝手のいいような法律に変えてもらうように、国に、今日は部長、国からおいでいただいてますので、これがなかなか、まさにドラム缶が道路の上にぼーんとあったりしてる分には排除はすぐできるかもしれませんけども、枝については非常に悩ましい。私権の問題と、道路法第43条の法の趣旨とぶつかり合ってるところがありますので、ぜひその辺、歩行者の安全、あるいは地域の交通安全をより強固にするために、ぜひその辺のところを国との協議をしていただきたい。それを要望して、私の質問を終わりにします。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 私から1点、河川監視カメラについて伺わせていただきます。この河川監視カメラは、身近な河川の状況をリアリティーをもって伝え、地域の方々の避難に活用していただくものであります。私の地元の松戸市では2河川4か所、千葉県全体では26河川32か所に設置されておりまして、9月1日から運用が開始をされました。私の地元の方々からもたくさん要望いただいていたテーマでありまして、非常にありがたい限りであります。この河川監視カメラの運用開始後の活用状況についてお聞かせいただければと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 角田河川環境課長。
    ◯説明者(角田河川環境課長) 河川環境課の角田でございます。  河川監視カメラは本年9月より運用を開始したところですが、映像をインターネットで配信することにより、水位計による情報だけではなく、増水の切迫性を視覚的に把握できるようになりました。また、市町村からは、職員が実際に現地まで行かなくとも、河川増水の状況や、あるいは安全性をリアルタイムに確認できるようになり、避難指示発令の際の判断材料の1つとして活用が期待できると聞いております。引き続き地元住民の自主的な避難行動に役立てていただきますよう、市町村や報道機関などと連携して災害時の情報発信の充実に努めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 ありがとうございます。効果も一定程度見られるということであります。また、この河川監視カメラは、千葉県に関しては簡易型ということで、ランニングコスト等のコストも低減をしてるということでありますが、実際に運用してみて、この河川監視カメラのコストはどうだったのか、お聞かせいただければと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 角田河川環境課長。 ◯説明者(角田河川環境課長) 今回設置しました簡易型の河川監視カメラにつきましては、撮影方向を固定しまして、5分間隔の静止画の撮影に機能を限定することによって、コストを低減したカメラであります。そのイニシャルコストとしましては、1基当たり約200万円となっております。また、ランニングコストにつきましては、太陽電池を使用しているため電気代は不要となっておりまして、通信費のみでございます。このため、1基当たり年間約1万6,000円となっております。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 ありがとうございました。私も実際に活用していましたが、リアリティーのある情報であり、迅速な避難にも役立つと思います。また、大雨のときに河川に住民の方が行って確認をするという方も、私の地元で結構、一定数いらっしゃるんですけれども、そういう方を、そういうリスクを抑えることにも役に立つのかなと思っております。コストも抑えられておりますので、ぜひ今後ともこの河川監視カメラの拡充を要望させていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 私のほうから県営住宅に関することと、県が管理してる道路や河川の除草に関する2項目についてお聞きをいたします。  まず初めに、県営住宅に関連して3問お聞きをいたします。ある地域の方から、その地域にある県営住宅が全て新規の募集をストップしていますと。今後、県営住宅は廃止をされ、立ち退きを迫られるのではないかと心配ですとの声が届いています。収入が少ないなどにより住むところに困っている皆様にとっては、県営住宅を含め公営住宅は大きな役割を果たしており、今後もその役割はなくなることはないと思います。  そこで1点目、県として、今後の県営住宅の在り方についてどのような方針を持っているのか。  2点目として、大きな役割を果たしてる県営住宅について、今後も維持、充実を図るべきと考えるが、どうか。  3点目ですが、今回も提案されている事業の中に道路照明灯など、屋外灯のLED化導入事業がありますが、県営住宅敷地内の街灯等については対象に入っていません。LED化は脱炭素社会の実現に貢献するとともに、電気代を負担をしている入居者の負担軽減にもつながります。  そこで、県営住宅敷地内の街灯等についてもLED化を進めるべきと考えますが、どうでしょうか。  以上3点、まずお聞きをいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 松田住宅課長◯説明者松田住宅課長) 住宅課でございます。  3点御質問がございました。  まず1点目、今後の県営住宅の在り方についてどのような方針かということでございますけれども、本県においては、人口、世帯数が減少していくことが今後推計されておりまして、公営住宅の対象世帯数の減少も見込まれてるところです。また、地域によっては人口、世帯数の動向と公営住宅の分布状況が異なることから、地域の需要動向を踏まえた供給が必要と考えたところです。県営住宅につきましては、平成30年度に改定いたしました千葉県県営住宅長寿命化計画において、将来的な需要に対する供給水準の維持を基本としてるところでございます。  もう1点なんですけども、今後の維持、充実ということでございますけれども、県営住宅につきましては、複数の行政区にまたがる広域的な需要に対応するために市町村と連携を図りつつ、団地の立地状況等を踏まえて、地域ごとに集約、再編を行って管理戸数の適正化を図ることとしてるところでございます。  もう1点、県営住宅の街灯のLED化について、どう考えてるのかということなんですけれども、県営住宅の街灯につきましては、受益者が県営住宅の入居者に限定されるため、現在、故障等により点灯しなくなった際や建て替えの機会を捉えてLED器具への交換を行うなどしてLED化を進めているところです。LED化につきましてですが、省電力化により入居者の負担軽減となるほか、脱炭素社会の実現の貢献にもなることから、今後は他の自治体の動向なども踏まえまして、LED化の手法などについて検討していきたいと考えておるところです。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 ありがとうございました。まず、LED化については今後検討されるということですので、ぜひ具体化をしていただきたいと思います。  今後のことについて再度確認なんですけれども、県営住宅については適正化を図っていくということでした。人口とか世帯数は減っていくと思いますけれども、困窮世帯はある程度なくなることはないと考えます。その方にとっては非常に大事な住宅でもあると思いますが、その適正化ということについては、その方々のニーズに応えることについては、しっかりとその役割を果たしていくということでいいのかどうか、念のため確認をいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 松田住宅課長◯説明者松田住宅課長) 先ほども申し上げましたけれども、広域的な需要に対応していくために市町村と連携をして、地域ごとに集約、再編を行うことになるんですけども、管理戸数の適正化を図っていきたいと考えています。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 役割は十分果たしていただけるというふうにとりましたので、よろしくお願いいたします。  次に、今も幾つか議論がございましたけれども、県が管理をしている道路や河川の除草についてですが、県民からの要望が多いですが、速やかに対応ができていないケースもあるかと思われます。除草は見た目を美しくするだけではなくて、道路については、歩行者が安全に通行したり、見通しをよくして事故を防ぐ役割や、河川については川の流れをよくして冠水被害を少なくする役割など、重要だと考えます。  そこで、除草についてどのような対応状況となっているかお聞きをしたいと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 道路環境課でございます。  県管理道路の除草の対応状況でございますが、道路の除草につきましては、雑草の繁茂により見通しが確保できないなど、通行に影響のある箇所を優先し実施しております。また、地域から要望のあった箇所につきましては、状況を確認し、適宜除草を行っております。夏の時期には特に多くの要望が寄せられるところですが、順次対応に努めているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 角田河川環境課長。 ◯説明者(角田河川環境課長) 河川環境課でございます。  河川のほうについてでございます。河川の堤防除草は、河川巡視や堤防点検などによる河川の状態把握のための環境整備等を目的に出水期前、そして台風シーズン前などに実施することとしています。また、地元から要望があった際には、草の繁茂状況や河川の利用状況なども踏まえまして適宜除草を行っております。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 最近暑くなったせいか、草の伸びが早いように個人的には感じています。非常に鬱蒼としてジャングルのような状況になってる箇所もあるかと思います。費用もかかるかと思いますけれども、どうか適正な管理のほうをお願いをしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) ほかに。  水野委員。 ◯水野友貴委員 私からは国道356号の歩道の整備についてお伺いしたいと思います。今回、特に地元我孫子市の布佐地先の布佐小学校入り口の交差点付近についてお伺いしていきたいと思うんですけども、この部分に関しましては通学路に指定されているものの、歩道が整備されていない区間があります。今回、緊急点検で3,495か所のうち、我孫子市は89か所あったんですけれども、やはり我孫子市というのは生活主要道路が356号ということもありまして、ここの部分が非常にやはり危険箇所として多く挙げられていて、この箇所ももちろん我孫子市として危険箇所として取り上げているところです。  今もずっと話題になっておりますけれども、この通学路となっている路肩にはやはり枝葉が繁茂しておりまして、毎日登下校に利用している小学生がいつも危険にさらされている状態でして、保護者の方から伐採の要望が多く、毎回私のほうからも県のほうにお願いをして対応していただいているところです。ここで、やはり地元から安全な通学路の確保を望む声が非常に多くなっておりまして、安全な通学路の確保のためにも早期の歩道整備が重要であると思っております。  そこでお伺いいたしますが、356号布佐小学校入口交差点付近における歩道整備の取組状況についてお聞かせください。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋元道路環境課長◯説明者秋元道路環境課長) 道路環境課でございます。  国道356号我孫子市布佐地先におきましては、約160メートルの歩道整備を計画しており、今年度、用地取得に向けた測量を行う予定でございます。今後、歩道整備の完了までに時間を要することから通学路の一斉点検を踏まえ、早急な安全対策として、路肩のカラー舗装の設置や枝葉の伐採を実施する予定でございます。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 水野委員。 ◯水野友貴委員 ありがとうございます。早急な安全対策としてカラー舗装であったり、枝葉の伐採を実施していただけるということで、少しでも保護者の方からの不安が取り除ければなというふうに思っています。  先ほど枝葉の伐採のところでありましたけれども、ここの通学路の部分は特別支援学校があったり、路線バスも多く通りますし、トラックも本当に多く通る場所です。ここの部分の用地取得に向けた測量を行っていただくとのことですけれども、県が管轄しているところは県のほうでやっていただけると思いますけれども、この信号から布佐小学校のところまでは我孫子市の市道となっておりまして、我孫子市自体も予算を取って測量等の対応をしていただいてるというふうに聞いております。ぜひここの部分に関しましては、歩道の早期整備に向けて我孫子市と連携しながら進めていただくように要望して、私からの質問を終わらせていただきます。 ◯委員長(斉藤 守君) 他に。  大崎委員。 ◯大崎雄介委員 私からは地元案件2問お聞きしたいと思います。  まず、1点目が地元の県管理河川の海老川についてです。海老川については県の御努力もあって、過去に比べて大分氾濫ですとか被害は減少してるというふうに見ておりまして、また河川環境整備事業で、しゅんせつであったりとか草刈りとかしていただいておると認識をしております。ただ、さっきの部長挨拶でもあった16号の台風ですとか、夏の大雨の際には必ず情報を見ると、海老川を中心に氾濫警戒情報という形で市民に警告が出るものですから、市民のほうの関心はいつも高い河川でございます。  そこで、現状の海老川の環境整備の状況についてお聞きしたいと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 松宮河川整備課長。 ◯説明者(松宮河川整備課長) 河川整備課でございます。  海老川の整備の状況でございます。海老川流域では、本川の海老川と支川の飯山満川におきまして、河道の拡幅や調節池の整備を実施しております。海老川でございますけれども、現在、海老川調節池の掘削に向けまして、周辺地盤への影響を防止する対策の効果を確認するための試験施工を実施してるところでございます。また、飯山満川につきましては、2号調節池の今年度中の完成を目指しまして現在整備を進めているところでございます。  以上でございます。
    ◯委員長(斉藤 守君) 角田河川環境課長。 ◯説明者(角田河川環境課長) 河川環境課でございます。  県では、ただいま答弁ありました河川整備に加えまして、河道や排水機場などが本来有する能力を発揮できますよう、治水機能の適切な維持に努めているところです。海老川水系では、海老川本川の最下流区間や上流部となる飯山満川等においてしゅんせつを実施するほか、海老川排水機場で長寿命化計画に基づいて順次機器の整備、更新を進めており、今年度はポンプの冷却装置や燃料系統設備工事を進めています。さらに水害時の避難体制の強化を図るため、今年度、船橋市芝山に危機管理型水位計を増設するとともに、本町に河川監視カメラを新たに設置したところであり、引き続き地元船橋市と連携し、減災対策に取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 ありがとうございます。整備からしゅんせつ含めて、ソフトの面から含めての、るる対策をしていただいてありがとうございます。市民も安心して今の状況を見守っていると思います。  次、もう1点、今度は千葉港船橋地区、これは私のほうでも一般質問や代表質問等でも何度か取り上げて確認をしておりました。これについては、毎年、船橋市のほうでも、船橋地区海岸保全施設耐震化促進協議会というような形で、団体が船橋と連携をして、今年も先月9月11日に「安全で安心な船橋を創るシンポジウム2021」と題しまして、この海岸の保全施設の耐震化であるとか治水対策についてのシンポジウムが行われておりまして、その際のパネルディスカッションには菰田次長ですかね、お越しいただいたとお聞きしております。ありがとうございます。  そこで、船橋市のこのエリアは海抜ゼロメートル地帯に住宅地であるとか、商業地であるとか、工場とか、市の重要なものが集まっておりまして、大変市民の関心の高い千葉港船橋地区の地震対策等について確認したいと思います。現状はどのようになってるんでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 大村港湾課長◯説明者大村港湾課長) 千葉港海岸船橋地区における海岸保全施設の耐震対策について、護岸については西浦及び栄地区の整備が完了しているほか、水門、排水機場については、栄排水機場の建屋や水門の耐震化が昨年度までに完了してるところです。今年度から栄水門の取付け護岸の耐震化を進めることとしております。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 ありがとうございます。県のほうで着実に進めていただいてるのと同時に、国のほうでも、これも必要だと思いますので、国とも連携してやっていただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  山本委員◯山本義一委員 私からは、今、それぞれ河川、一宮川とか海老川とか、いろいろ出ておりましたけども、いすみ市の夷隅川の支流になりますか。県の管理する落合川と市が管理する佐室川が、このたび、また台風16号によって河川が氾濫して床上浸水が起きたというような、新聞とテレビの報道でしかちょっと情報がないものですから、地元の小路県議からも、これについてはいろいろ要望が県に来てると思うんですけども、分かる範囲でお聞きしたいと思います。  まず、今年の8月にも、台風10号のときにも浸水に遭ってるという地域で、2か月後にまた起きてしまったということでございました。そこに住んでる方も、ようやく補修が終わったら、また来てしまったというような状況だというような新聞記事が載ってます。  それで、この状況ですね。県としてどのように把握してるのか、まずお聞きしたいなというふうに思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 角田河川環境課長。 ◯説明者(角田河川環境課長) 河川環境課の角田でございます。  今の御質問でございますが、まず佐室川、こちらにつきましては、県管理河川である落合川の支川でありまして、落合川に流れ込む普通河川でございます。詳細な状況というか、浸水原因については今検証中でございますが、認識している範囲でお答えさせていただきます。  まず、今回の台風につきましては、この台風の集中的な激しい雨、今回、いすみ市においては総雨量で208ミリを雨量計、計測してございます。この雨によって落合川の水位が急激に上昇したことにより、そこに流れ込む佐室川からの水の流れが排水しづらいような状況となったことがまず1つ。それとあと、また、佐室川の、普通河川でございますので、その流下能力を超えて水が発生したことというのも一因だったのではないかと考えてございます。また、さらに、今回、床上浸水が発生した佐室地区、この地区につきましては、地形的な状況でございますが、地形的に盆地状に土地が低くなっておりまして、水が周辺から集まり冠水しやすく、浸水被害が発生しやすいという地形的な要因もこの浸水被害にはあるものというふうに考えてございます。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 山本委員◯山本義一委員 はい、分かりました。地形的にも、水がどうしてもそこに寄ってきちゃうような地形なんでしょうかね。それを対策するには、やはり上流にとか、やはり対策を講じなければいけないのかなというふうに思います。様々な対策があるのか、調節池とか、あと、さっき言ったため池とか、もしあれば、そういうのが一時的な貯水になるのか、この地域の状況が私分かりませんけども、そういった対策を何かしなければいけないと思うんですけども、今後、県として、これ、どのように対策を講じていこうとしてるのか、その辺を教えていただけますか。 ◯委員長(斉藤 守君) 松宮河川整備課長。 ◯説明者(松宮河川整備課長) 河川整備課でございます。  やはり8月と10月に浸水被害を受けたということで、まず県としては、8月の浸水被害を受けまして、洪水の痕跡調査というのをやりました。それを受けて浸水の原因とか、その辺を究明する対策メニュー、これを、検討をちょっと幅広くメニューを行っていきたいなというふうに考えてます。まだちょっと検討に取りかかるところなので、具体の対策については、まだ出てはいないんですけれども、その検討に当たりましては、当然、地元のいすみ市と協議、調整を図りながら進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 山本委員◯山本義一委員 この地域に住んでる方々は本当に、また台風が来るとなると大変な状況になってしまうということなので、県としても、しっかりといすみ市と連携しながら対策を講じていただきたいというふうにお願いをしておきます。  そして最後になりますけども、ちょっと要望、先ほどちょっと言い忘れたんですが、八街市で起きたこの事故で本当に貴い命が奪われてしまいました。今回は飲酒による居眠り運転ということで言われてます。あってはならない、本当に飲酒して運転してはならないわけですけども、それが起きてしまった。また、子供たちが毎日通学路として通っていたところで交通安全施設、ガードレールとかがなかったことがまた事故を大きくしてしまった要因でもありますので、ぜひ、先ほども申しましたけども、交通安全対策に十分に万全にこれから期していただきたいなということを要望して終わります。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 すみません、今の山本委員の質問に関連してなんですけども、落合川は20年ぐらい前になりますかね。やはり大規模な災害で復旧工事をやった河川であります。一宮川もそうですけども、同じような河川でまた再度、そういう浸水被害、越水が起こるというのは、やっぱりふだんの管理ですね。それから、その河川の、やはり現在の降雨に合わせたような整備計画というものを今後考えていかないといけない。それから、併せて市町村が管理する準用河川ですね。支流も併せてやはり考えていかないといけないという今状態になってきてるのではないかなと思いますので、ぜひとも河川整備課なり河川環境課のほうも、そういう点、ほかの河川も含めて再度ぜひチェックをしていただきたいなというふうに思いますので、一宮川のように4度も越水しないように、ぜひこの落合川もそういう事例に当たると思いますので、チェックをお願いしたいと思います。要望です。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) ないようです。  以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「ありません。一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) ありがとうございます。特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(斉藤 守君) 以上で県土整備常任委員会を閉会します。        午前11時57分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....